マレーシアにオンライン留学中の子ども。
遅ればせながら、今回はどうしても書きたかった、グループワークでのドラマの最終回です。
第1週目の終わりのクラスルームの時間。
いつも5人ぐらいのグループで、ゲームを楽しむのが定番の過ごし方のようで。
その日は、「Who am I?」をやることに。
Aさんはお題をDちゃんにして、スタート。
途中で脱線したこともあり、Dちゃん本人からギブアップの声があがり、「答えはあなたです」とのやり取りが笑顔であったりで、すっかり親近感がわいていました。
そんな中、Dちゃんがリーダーで、9月に途中入学のAくんとAさんの3人で、グループワークをすることになりました。
今思えば、先生も学年対抗を意識したグループ編成だった気がします(笑)
だって、ぴか一の優秀なKちゃんと、パソコン作業はお手のもののCちゃんですよ?
それはさておき。
最近別の授業で使った3Dアプリがすっかり気に入ったAさんは、そのアプリを使ってグループワークを進める提案をしました。
お題は『いじめ』。
インド出身・マレーシア出身・日本出身というグローバルなメンバーで、果たしてどんな結論を導き出すのか。
そういえば、先日マレー語の授業で、日本の観光スポットを取り上げた際。
「日本は嫌い。韓国人が多いから。ママが言ってたよ~❕❕」と、わざわざ手を挙げて言った中国人の男の子がいました。
2国民を敵に回す、なんて傲慢な言い方😡
「お母さんを出しなさい❕」
Aさんのスピーカーマイクを奪って、言いたくなりました。
親のしつけの大事さを、世界規模で痛感。
以前、星野リゾートさんにお世話になった時。
館内で、完全に家族で道を牛耳ってすれ違えない中国人家族に出会い。
小さなAさんの手を引いていた私は、せっかくの旅行先でとがっかりしました。
しかし、その一方で。
移動する周遊バスで、娘にさっと席を譲ってくださった中国人の男性もいたのです。
そして、その話を友人としていた時に、何気に聞いていたAさんが。
仲良しなのにもかかわらず、「Kちゃんがさ~」と中国人の友だちを蔑む言い方をしたのです。
これはまずいと思い、即座に自分の言い方が悪かったことを謝り、AさんにとってKちゃんは今までどんな風に接してきてくれたのかを話し、その時たまたまKちゃんの行動が気になったということを確認しました。
Kちゃんのママさん、とても素晴らしい方で。
日本は子育ての考え方としてモンテッソーリが人気だけど、中国では?と伺ったところ。
即座に、こちらの中国語版を教えてくれました。
ちょうど、仲良しグループでトラブルがあった時でした。
今後の対応をどうするかを考えながら、必死になって読みました。
若干、翻訳に疑問はあるものの。
私はこの考え方が、モンテッソーリより好きだなと、とても勉強になりました。
この考え方を主軸に子育てされている方なら、信用できると安心しました。
小さな小さな民間外交ですが、本当に大事ですね。
この話も、友人としました。
話は戻り。
積極的な自由発言は難しいAさんに、どういう方法でやりたいか、自分で考えて最初に伝えようと促したところ。
先日習った3Dのアニメーション動画で表現したいと、2人に伝えました。
その日の授業は結構押していたので、方法だけ決めたら次回へとなりました。
さて、続いて振り分けをと思っていた翌日。
リーダーのDちゃんが、既に3D動画を作成してくれていました。
「すごい❕❕」
ただ、BGMが大きくて聞こえない…💦
Aさんが必死になって、Dちゃんが伝えたかったことを聞こうとするのですが。
如何せんうまく伝えられず、Dちゃんを困らせてしまいました。
結局担任のF先生を交えて、相談することに。
Aさんの主張としては、本当はパート分けをしてみんなで一つの作品を作りたかったのだけれど、Dちゃんが素晴らしい作品を作ってくれて、すごいと思った。
ただ、聞き取りにくかったので、Dちゃんの伝えたかったことは何なのか共有したいというもので。
わーい、何もしないうちに終わった~って声が聞こえてきますよね(笑)
でも、F先生は笑顔でさすがです。
「じゃあ、Dちゃんに音量を調節してもらって、Aはスライドを作ったらどうかしら?」
笑顔でサクッとさぼらせない。
なんて素晴らしい。
見習わなければ❕❕❕
でもでも、これって…✨
穏やかだから、自己主張が苦手だから、新入生だから、今回のグループワークは厳しいなんて、誰が決めたの⁉(はい、私です。)
私の中で、『適材適所』という文字が踊りました。
Aくんは、素晴らしくよく通るいい声をしていて。
Dちゃん動画、Aさんスライド、Aくんナビゲーターでどうですか✨
Aさんほったらかしで、勝手に興奮(笑)
Aさんはそんな母を気にもせず、翻訳機能フル稼働でスライドを完成させてみんなにシェア。
遅くなったにもかかわらず、時差のお陰もあり、思った通りDちゃんはすぐ見てくれていて。
Aさんが作ったスライドに、翌朝にはすぐ割り振りをつけて、動画も貼り付けてくれていました💓
ロックかかってたところが、子どもらしくて(笑)
私はDちゃんママに、すぐ解除だけお願いしました。
え?何語でですか?
何語だろうが、そんなのもちろん翻訳機フル稼働です。
私:「Aさん、これでてっぺん(笑)取れるんじゃない?」
ノリノリの母。
A:「え~!?」
まんざらでもない様子(笑)
蓋を開けてみれば。
Aくんが、自分の意見を書き忘れるというアクシデントはありましたが。
最後のスライドの重要な部分で、発音が難しくて3回も繰り返しちゃったところが、またまたナイス珍プレー(笑)
「私たちは、信じている。感謝と親切な心(×3)があれば、必ずいじめは乗り越えられる❕」
プレゼンテーション最大の見せ場になっちゃいました✨
F先生の賛辞はもちろん、「大事なところを、何度も繰り返したのが良かったわ」と別の先生からも、微笑ましい温かい評価を頂き。
何とも感動的なプレゼンテーションでした👏
結果ですか?
それは、世の厳しさ。
学年トップクラスの優秀なKちゃんのチームが、学年発表の機会をかっさらっていきましたよ~🎵(笑)
それもまた、いい経験です✨
Aさん:「無理だと思ったんだよね~、ママには悪いけど。」
そんなママみたいな思い込み、捨てちゃいなさい❕
母:「無理だと思っちゃったからだね、きっと。ママはいつも、『言い訳はいらないから、本気出せ❕❕』って、言ってるもん。」
Aさん:「うっ…💦」
母:「でも、ママはね。ほんと~~~に、あなたたちが一番だって思ってるよ、今でも。」
Aさん:「え~?ホントに?」
母:「うん。」
当たり前じゃない、親バカだもの❕❕❕(笑)
肝心の本のご紹介を忘れていました😨
グループワーク作成にあたり、絶対この本を紹介したいと思っていたのに、どこに行ったの記憶力…💦
そういえば、先日我が家のstorage roomから、ずっと探していたトイレ用タオルが出てきました(笑)
我が家はトイレと並んでいる造りのため、慌てたAさんが「間違えた❕❕」とよく開けておりますが。
私も転居当時はよくやってました。
私も間違えて開けたついでに、さらに置き忘れたんじゃないといいですが…💦
結論は同じですけどね(笑)
それはさておき、本の紹介でしたね。
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